今更「プーと大人になった僕」を観ました

 みんなが金曜ロードショーのもののけ姫で盛り上がっている中、ひとりYoutubeレンタルで観ました。今回はその感想です。感想と言えるほどのものではないんですが……。

公式サイト

 吹替版で見ました。字幕版と悩んだんですけど、「くまのプーさん」は当然アニメで観ましたし、クリストファー・ロビンの奥さんの吹き替え声優さんが園崎未恵さんだったことを思い出したので(園崎未恵さん大好きなんですよ……ルミナスアークのサキで好きになりました。グラブルのイルザもいいですよね)。

 いや〜あのね、、、

 冒頭15分で涙出てきたよね

 まず予習として、Youtubeに上がってるプーさんの公式ショートアニメを全部観ておいたんですよ。

 プーさんたちは当然として、クリストファー・ロビンのボイスが全く違和感ない。さすが子役と言えど俳優さんですな。

 私は100エーカーの森のメンバーだとルー推しなんですが(カンガも好き)、ルーも全く違和感なかったです。どちらかというとカンガの方がくたびれてたけどお母さんだからしゃーないね。


 もう何年も前の映画なので多分大丈夫だとは思いますが、ここからネタバレなのでまだ観ていない方は注意です!!


永遠のクリストファー・ロビン

 あの感じだと、イギリスは産業革命の後くらいなのかな?(無知

 自然豊かなハートフィールドを離れ、親元からも離れて育ち、社会の喧騒に揉まれてすっかり大人になってしまったロビンでしたが、100エーカーの森に戻るとすぐに“クリストファー・ロビン”に戻りましたね。100エーカーの森の仲間たちを安心させようと、ズオウなんていないのに戦って追っ払い、「おかえり!」って仲間に囲まれた時、まさにこれがディズニー・マジックだなぁと思いました。

 私、プーさんが「クリストファー・ロゥビン」みたいな感じで呼ぶのが可愛くて好きなんですよー。

 それからマデリンちゃん。「パパの役に立てればもしかしたらパパとママから離れなくてもよくなるかもしれない」という一心で……健気すぎる。よかったねぇ……!

 クリストファーの両親は仕方ないところもあったんだろうけど、本当はクリストファーもお父さんお母さんと一緒に暮らしたかったはず。でも幼い頃それができなくて、それが普通だと思い込んでいました。でも本当は寂しかったんですよね。終盤でウィンズロウ社の前でマデリンちゃんと合流した時、クリストファーがマデリンちゃんに「君(=最愛の娘・マデリン)まで失うところだった」と表現したのは、多分そういうことなんでしょう。

 理解のある奥さんのお陰もあり、「中流階級以下も顧客としてターゲットにすることで売上を上げる」という至極簡単で有効な戦略を打ち出したクリストファー・ロビンは、ウィンズロウに生きるヒイタチを無事にやっつけることが出来たのでした。

 ところで、私は前「アリス・イン・ワンダーランド」シリーズも観ているんですけど、やっぱりアリスとクリストファー・ロビンってちょっと似ているところがある気がします。金髪碧眼で異世界に迷い込む子どもってのはそうなんだけども、なんていうかイレギュラーなものに対しての姿勢がね。取り乱したりしないで勇敢に飛び込んでいってすぐに仲良くなれる。一緒に夢を見ることができる。それって大切なことなんですよね、きっと。

 この二人、成長しても仲良くなれそうだよなあと思ってます。常々。


クリストファー・ロビンを追って

 プーさんたちが100エーカーの森を飛び出し、マデリンちゃんと一緒にロ〜ンドンに来るわけですが……

 プーさんぬいぐるみ達が思ったより可愛い。まずロビンと再会する場面のベンチでのシーン、ひょっこり顔を出すプーさんがまず可愛いよね。ピグレットもイーヨーも可愛いし、カンガとルーも頑張ってぴょんぴょんしてた。ティガー様はやっぱり表情の変化が楽しいキャラクターだから、いざ本物のぬいぐるみにしちゃうと寂しかったですけどでも充分可愛かったです。ラビットのとっつぁんとオウルは確かぬいぐるみじゃなくて本物のうさぎさんと梟だっていうのは知ってたので(何でなんすかね……?)リアルなのもかわいいです。うさぎはやっぱ正義です。

マデリンちゃ「ママ聞いて、私たち汽車の中でお茶会したのよ」

 かわい〜ッ!!もう不思議の国のアリスじゃんこんなの!!

イヴリンママ「そう、そんなこともあるでしょうね」

 いやママ!ママ馴染むの早過ぎんか!さっきまでクリストファーに「お医者さんに診てもらって……」って慌ててたのにwちゃっかりピグレット達抱いとるし。まあでもクリストファーの奥さんだからね。

 その後、家族三人で100エーカーの森に行くのもいいよね。ちゃんと視聴者が観たいと思う場面を描いてくれる、さすがディズニーやでえ……。

 カンガやルーたちも是非ロンドンに来て欲しかったなあ。そうすると飛べるオウルがチートだから無理だったのかもしれないけど……。でもこれからは三人家族で度々森に遊びに行くんだろうし、きっと仲良くなるよね。マデリンちゃん、ママにこっぴどく叱られた夜とか泣きながら森を尋ねたりするんだろうなあ。


現実ではそうもいかないこともあるけれど

 本作の名言は「『何もしない』をする」ことだとよく感想には書かれているのですが、私はそこまでこの言葉を意識して観ませんでした。いや、プーさん達にとっての『何もしない』ってのは、働いたり勉強したり、しなきゃいけないことという意味なのはわかるんですけど、クリストファーはしっかりと現実に向き合った上で(どうやってやるのかはおいておくとして)一旦有給休暇を貰うという形だったので。

 それでも、なんだろうな。レビューサイト見てると「現実じゃああはいかないので……」という感じで低めの評価をしているレビューを見ると、そうじゃないんだよなあ、とも思うんですよね。

 プーさんたちが本当に伝えたかったのは、「どうか自分を見失わないで」ってことだと思うのですよ。言葉で言うのは簡単だけど、体現するのは難しいですよね。だからそうだな……「適度に休むのも大事です」「辛くなったら、ひとりで悩まないで自分を愛してくれる人を頼っていいんだよ」みたいな。そんな感じかなぁと思いました。私には、愛してくれる人なんていないけどね!w


改めて

 家族の絆とか、そういうのを主題にしたものに弱いなあと……自分ながら思いました。メルストで一番好きなイベントシナリオがいまだに死者1stなのもそうよね。

 我ながら映画だけじゃなくてドラマもそうなんですけどトレイラー映像とか見て「あ、これ好きなヤツやな」「これは観れないわ」みたいな嗅覚はすごいと思ってて、今回もそれがバッチシ当たった感じです。



 今回の作業用BGMは「メルクストーリア」OSTより青木佳乃さんで「夢が踊れば」でした。ハイ、みなさんご存知死者1stのテーマですね笑 これは配信されていないのでリンクを貼ることができません……

 ということで、それでは。ここまでお付き合いありがとうございました、また次の記事でお会いしましょう!

Spherical Days Note.

一介のメンヘラ女の徒然写真供養日記です。超不定期更新。大体ゲームのこと、たまに他のこと。

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